2003 フローターマスターズ・トーナメント
2003/10/12 福島県・秋元湖
レポート by:王 惠龍
2003年フローターマスターズトーナメントの第7戦が10月12日に福島県の秋元湖にて開催されました。 2003年度のシーズンも残すところあと2戦で結果次第ではフローターマスターが確定する可能性を秘めた一戦でした。

トーナメント当日は秋雨前線の活動が活発で雨模様。 しかし気温の方は14−15度と比較的暖かく、冷え込みも厳しくありませんでした。ちょうど身頃の紅葉の中で激しい戦いが展開されました。


結果はこれまで年間ランキングのトップをキープしていた神戸氏がビッグフィッシュを含む最大ウェイトで完全優勝を果たし、見事2003年度のフローターマスターの栄冠を手に入れました。 2位には地元福島から参加された山岸氏、そして3位には保坂氏が入賞しました。
 
上の写真:優勝した神戸氏(中央)、2位の山岸氏(右)、そして3位の保坂氏(左)。
フォトレポート

ウィニング・パターンの解説

優勝: 神戸 俊郎 氏
  • スモール狙いで、ディープと立ち木が絡む場所にロングリーダーのダウンショットがメインパターンでした。 使用したワームはインチホグがメインです。 エリア的には、5番目のワンド、その1キロ位先の小さなワンドの入口、さらにその対岸の小さなワンドの入口の3ヶ所です。
  • 5番目のワンドの水没した立ち木が密集した地点からスタートし、2時間ほどでキーパーを揃え、入れ替え2回でトータル700グラムほど…バイトが遠のいたので、立ち木を休ませる間、すぐ横の岩盤に1/22ozジグヘッド+パラマックス3インチを入れると、2、3投で今回のビッグフィッシュとなったラージが! プラの時にワンド内のシャローでラージを確認していましたが、マメしか釣れないので捨てていたのですが…本番にチョット触っただけでこのサイズ…今年は本当にツイていると思いましたね。
  • その後は、一瞬岩盤に浮気したりしましたが、すぐに諦め…残り2つのエリアの立ち木で2回の入れ替え。 帰り際に島周りのフラットで1回の入れ替えの後、ウェイインとなりました。
2位: 山岸 準 氏
  • プラからディープに絞ってエリアを選定して、中津川ワンド入り口の立ち木エリアと島周り、対岸の各小規模ワンド入り口の8〜10mを本番エリアとしました釣り方は1/16ozダウンショットのドラッギングでワームはロボワームリーチ3インチ、クロステールシャッド2.5インチなど。真下に落として着低後ボトムをキープできるくらいの低速でドラッギングボトムを切ったら止めてフォール&ステイの繰り返し。
  • 7時20分頃キーパーを揃えその後も釣れ続いて計30匹前後釣ったものの、エア抜きできず皆浮いてしまいあせりまくりましたが何とか生かしてウェイインできました釣れる魚は200グラム前後がほとんどだったのでサイズアップを狙って中津川の立ち木付近で粘りステイ時間を長く取ることで500を含む2匹の入れ替えに成功しました
3位: 保坂 政博 氏
  • ポイントは、中津川ワンドの最も奥から水深が7〜10mになるエリア。 インチホッグ(スモーククリア)のダウンショット(シンカー3/16oz、リーダ25cm程度) をズル引きし、スモールをキャッチしました。
  • 1本混じったラージは、同じリグを立ち木にキャストした際、フォール中にバイトしてきたものでした。 サンドバーでも釣れましたが、小さく、主に東側の岸寄りで揃えました。